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【余寒】(よかん) [日刊☆こよみのページ]

【余寒】(よかん)
 立春後の寒気。寒があけてもまだ残る寒さ。残寒。春の季語。 《広辞苑・第六版》

 余寒は元々は漢詩から出た言葉だそうです。立秋を過ぎても夏の暑さがひかないことを「残暑」と言いますが、それと対になるのがこの「余寒」です。余寒と同じような使い方をする季語としては「春寒(はるさむ)」などがありますが余寒の方が余程寒い感じがするのは、「春」の一文字が姿を見せないからでしょうか。うっかりすると冬の言葉かと思ってしまいそうです。暑さ寒さも彼岸までと云われる彼岸が目前のこの時期なのに、昨日の東京はとても寒い一日でした。驚いたことに、今年は真冬でもほとんど見ることのなかった雪まで降り出すほど。さすがにこの時期の雪は地上に落ちても融けてしまって積もることはありませんでしたが、勢いはなかなかでした。木蓮や桜の花が咲き始め得、いよいよ春だなと思った矢先の寒さ。寒の余りと一言で片付けるには、少々きつすぎる寒さ。この冬は暖冬と言われていましたので、今年の冬は「寒」は随分余っていたのでしょうか?昨日の雪の降る寒さで、余っていた「寒」を使い切って、後は暖かくなるだけとなってくれたらよいと切に願う私です。(「2020/03/15 号 (No.4915) 」の抜粋文)

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