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【葦牙】(あしかび) [日刊☆こよみのページ]

【葦牙】(あしかび)
 葦の若芽。春の季語。古事記上「葦牙のごと萌えあがる物」 《広辞苑・第六版》

 葦牙は、川の水が温む頃に川の面に顔を出す葦の新芽のことです。葦の角(つの)と呼ばれることもあります。水面に現れた葦の新芽の鋭く尖った姿を牙や角と見立て言葉です。今は七十二候、「葭始めて生ず」にあたっています。葭(よし)は葦(あし)の別名ですから、今頃は至る所で伸び出した葦の新芽が見られる頃なのでしょう。「葦原の国」と呼ばれた日本の春は、鋭い葦の牙を先兵として冬の気を北へ北へと追いやり、広がって行くようです。葦牙が姿をあらわす頃になると吹く風も暖かく、切れるように冷たかった川の水も心地よい冷たさに感じられるようになります。春なんだなとつくづくと感じる頃です。(『2014/04/22 号 (No.2761)』の抜粋文)

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