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【五月雨】(さみだれ) [日刊☆こよみのページ]

【五月雨】(さみだれ)
 (サはサツキ(五月)のサに同じ、ミダレは水垂みだれの意という)
 1.陰暦 5月頃に降る長雨。また、その時期。つゆ。梅雨。さつきあめ。夏の季語。
  古今和歌集夏「五月雨に物思ひをれば」。奥の細道「五月雨をあつめて早し最上川」
 2.(五月雨のように)途切れがちに繰り返すこと。「五月雨式」「五月雨スト」《広辞苑・第六版》

 気がつけば、本日は旧暦(陰暦)五月二日。そして、雨の季節、梅雨の最中です。気象庁の梅雨入り発表は、陰暦五月、五月雨のの始まりよりほんの少し早く到着したようです。辞書の説明にあったとおり、「五月雨」には途切れがちに繰り返すという意味があります。今年はというと梅雨に入っても案外に晴れた日が多く、途切れがちではなく、時折雨の降る今日この頃の天気です。陰暦五月はまだ始まったばかり。五月雨の季節、梅雨はまだ始まったばかりですから、当分はこんな思い出したように時折雨の降る天気が続くのでしょうね。

◇言葉は変わる?
 以前コトノハで「五月晴」を紹介したとき、この言葉の本来の意味である梅雨の合間の晴れた空から、現在私たちが使っている新暦の 5月に合わせて、その頃の清々しい青空を指して五月晴れと使う例が増えてきたことを書きました。時代合わせて言葉も変化しているという実例です。五月雨に関していうと、五月晴れとは違って、今でも梅雨の時期の長雨を指して使われています。でもこの五月雨も五月晴れのようにやがては新暦の 5月の清々しい季節に、時折降る明るい雨のような、本来ではない意味に転じてゆくのでしょうか?それとも、私が気づかないだけで、そうした変化は既に始まっているのか。五月雨の季節に、「五月雨」という言葉の行く末を思うかわうそでした。(『2015/06/17 号 (No.3182) 』の抜粋文)


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