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【春寒】(しゅんかん・はるさむ) [日刊☆こよみのページ]

【春寒】(しゅんかん・はるさむ)
 ・しゅんかん
  春になっても残る寒さ。はるさむ。余寒。残寒。春の季語。
 ・はるさむ
  立春の後の寒さ。春の季語。   《広辞苑・第六版》

 立春を過ぎ、暦の上では春になって既に一月が過ぎたというのに、昨日今日は冬に逆戻りしたような寒さ。「春」という言葉から暖かな風と風に誘われて咲く花々を脳裏に描いた後には、現実の寒さが身に浸みます。暦の上の季節が実感する季節より少しばかり先を進んで行くように感じられたのは今に始まったことでは有りません。ですから、春寒のような言葉も生まれたわけです。とは云いながら旧暦より暦月がおよそ一月先を進む新暦を使い、その暦の中に旧暦時代の日付のままの行事を幾つも残しているような現在では、暦の季節が先に進んでしまっているという感じはなおさら強くなっているようにも思えます。春寒の期間もその分、伸びてしまうのでしょうか。天気予報では、昨夜から降ったり止んだりしている冷たい雨が、今夜は雪に変わるかも知れないとか。春寒に身を震わせながら、春よ来い、早く来いと願う日々が、今年もまだ続くようです。(『2016/03/10 号 (No.3449) 』の抜粋文)
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