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【一粒万倍】(いちりゅう まんばい) [日刊☆こよみのページ]

【一粒万倍】(いちりゅう まんばい)
 [報恩経 4「世間求利、莫先耕田者、種一万倍」]
 1. 1粒の種子もまけば万倍の粒となるの意で、少しのものもふえて多くの数になるたとえ。
  少しだとて粗末にはできぬの意にも。
 2.稲の異称。〈日葡辞書〉
    《広辞苑・第六版》

 暦の暦注の一つに「一粒万倍日」というものがあります(今日も)。その日行ったことは万倍の結果となって返ってくる日とされ、商売を始める場合などにはよい日だと考えられるようです。ただし、「結果が万倍になって返ってくる」ということは、借金などしたらこれは大変な日でもあります。また「一粒万倍」には稲という意味もあります(語釈 2の意味)。秋と言えば稲が実る季節。「一粒万倍」の異称を持つ稲が、自然の恵みと人の手を経て万倍になって帰ってくる季節です。春から八十八の手間を掛けて育ててきた人々のご苦労が報われますように。(「2019/08/31 号 (No.4718) 」の抜粋文)
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