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【白雨】(はくう) [日刊☆こよみのページ]

【白雨】(はくう)
 ゆうだち。にわかあめ。夏の季語 《広辞苑・第七版》

 夏の夕方、急に降り出す激しい雨、夕立の呼び名の一つです。激しく降る大粒の雨が地面を打ち、跳ね返る飛沫によって風景が白く霞むことから白雨という呼び名が生まれたのでしょう。夏の暑い日の午後、まぶしく光る夏雲が見えていた風景が翳って涼しい風が吹き込んでくると、それは夕立がやってくる前触。程なくして雷を伴った激しい雨が降り出します。少し前まで太陽によって熱く熱せられ、カラカラに乾いていたアスファルトの道路も、一瞬にして黒いアスファルト本来の色に戻り、次に雨の飛沫とも湯気ともしれない靄によって白く霞みます。「白雨」です。白雨と呼ばれるほどの雨の勢いは大変なものですから、こんな時に外にいたら大変。傘をさししても足下は濡れてしまうでしょうから、早く建物の中に逃げ込みましょう。そしてひとしきり、辺りの風景を白く変えた白雨が止めば、その後には何度か気温が下がって涼しい夏の夕暮れとなります。今日もまた、暑い一日になりそうですが、午後の天気予報は雨。涼しい夕暮れを引き連れた白雨が降るのかな?

                          (「2023/08/03 号 (No.6151) 」の抜粋文)
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