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【一粒万倍】(いちりゅう まんばい) [日刊☆こよみのページ]

【一粒万倍】(いちりゅう まんばい)
 [報恩経 4「世間利を求むる、田を耕す者に先んずるは莫(な)し、一つの種万倍となる」]
 1. 少しのものがふえて多くの数になるたとえ。少しだからといって粗末にはできない、
  の意にも。<日葡辞典>
 2.稲の異称。
    《広辞苑・第六版》

 暦の暦注の一つに「一粒万倍日」というものがあります(本日も)。その日行ったことは万倍の結果となって返ってくる日とされ、商売を始める場合などにはよい日だと考えられるようです。ただし、「結果が万倍になって返ってくる」ということは、借金などしたらこれは大変だという日でもありますから、そちらの方面はお気をつけて。「一粒万倍」は稲の異称でもあります。今は、稲がすくすくと育って田んぼ一面が緑の海に変わっている頃。一粒の籾(もみ)から始まったこの稲が万倍の実りを結んでくれることでしょう。春から八十八の手間を掛けて育ててきた稲が万倍の収穫となってその手間に報いてくれる秋まではまだしばらく間があります。この間には、折角実った稲を台無しにしてしまう日照りや嵐もあるでしょうから、まだまだ農家の皆さんは安心できないでしょう。一粒万倍日の今日はただ、一つの籾から始まった稲に万倍の実がつき、収穫出来るようになることを祈りましょう。(「2018/07/13 号 (No.4304) 」の抜粋文)
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