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【禾】(〔音〕カ〈クヮ(漢)〉〔訓〕のぎ) [日刊☆こよみのページ]

【禾】(〔音〕カ〈クヮ(漢)〉〔訓〕のぎ)
 [意味]
  1.稲。穀類の総称。「禾本科」
  2.稲などの穂先についている毛。のぎ。のげ。
 [解字]
  解字穂先のたれた植物を描いた象形文字。

 【のぎ】(芒)
  1.イネ科の植物の花の外殻(穎(えい))にある針のような突起。のげ。〈新撰字鏡7〉
  2.(「禾」とも書く)金箔・銀箔を細長く切った切箔(きりはく)の一種。
   砂子などとともに絵画や装丁の飾りに用いる。野毛(のげ)。《広辞苑・第六版》

 「禾」については漢字の偏の一つ「ノギ偏」としてはよく知られていますがこの文字単体ではあまり一般的な文字とは云えません。このあまり一般的でない文字ですが、暦では七十二候の四十二番目、処暑の末候に「禾実る」があるので、まったく目にしないという文字ではありません。ちなみに、「禾実る」の期間は、今年(2018年)では9/2~7でした。さて、「禾実る」書いてどんな風に読むかですが、Web こよみのページでは「こくもの みのる」と紹介しています。「のぎ みのる」でもよいかなと思ったりもするのですが、「のぎ」だと、最初に書いたとおり「なんのこと?」と意味が通じない可能性が高そうです。こんなあまりなじみの無い「禾」ですが、稲の穂に見えるあのとげとげが禾です。今頃は多くの地方でこの「禾」をつけた稲穂が頭を垂れ、稲刈りを待つ時期に当たります。もしどこかで、そうした稲穂を目にする機会があったら、「これが禾か」とノギの姿を確認してみてください。(「2018/09/16 号 (No.4369) 」の抜粋文)

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