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大寒 [日刊☆こよみのページ]

□大寒
 昨日、1/20~2/3は大寒です。大寒は、立春から始まる二十四節気の最後。立春からめぐり始めた暦の上の一年の旅もいよいよゴールが見えてきた感じです。大寒は、

  冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也

 冷えることの極みで、とっても寒いので「大寒」と呼ばれると、とっても分かりやすい名前です。もっとも、「大寒」とわざわざといわれなくたって、十分寒い季節ですからわかりますけどね・・・。大寒は、二十四節気のなかでは十二月中(じゅうにがつちゅう)と言うもので、この日を含んだ月を旧暦では十二月としました。現在の二十四節気の計算方法は、太陽が空の何処に見えるかを黄道座標(こうどうざひょう)という座標で測って、その経度方向の角度、黄経が 300°となった瞬間を含む日が、大寒の入りとなります。二十四節気は、その始まる日(あるいは、その瞬間)を「節」とか「節入り」と呼び、節と次の節までの期間を「気」と呼びます。ですから、大寒で云えば

  2019/1/20 ・・・・・ 大寒の節(節入り)
  2019/1/20~2/3 ・・・ 大寒の一気

 ということになります。二十四節気は区切りの「節」と、その期間の「気」の両方を表す言葉です。両方あわせて「節気」だと覚えておくといいのかな?

◇大寒は二十四節気の最後
 大寒の次の二十四節気はというと立春。立春はその名の通り「春立つ」、春が始まるという意味です。四季の巡りで見た一年を春夏秋冬と言い表すように、日本では伝統的に春を一年の始まりの季節と考えてきました。この考えからすると春の始まりである立春は一年の始まりとも云えます。大寒の次の二十四節気は一年の始まりの立春ですから、大寒は一年最後の二十四節気とになります。大寒は寒くて辛い時期ではありますが、ここを過ぎればもうすぐ春。暖かい春を夢見て、二十四節気のこの大寒の一気を耐えて行くとしましょう。そうそう、大寒に対応する七十二候の初候は、

 蕗のとう花咲く 

 寒いけれど、雪の下では植物たちが花咲く準備をはじめているのです。(「2019/01/21 号 (No.4496)」の抜粋文)


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