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立冬の戯言 [日刊☆こよみのページ]

□立冬の戯言
 今日は11/7、暦の上の冬の始まりである立冬です。ついに、長く冷たく暗い(←言い過ぎ)冬が来てしまったんですね。立冬は、立春・立夏・立秋とあわせて四つの「立」、四立(しりゅう)の一つです。この四立は暦の上の四季の始まりの日とされる日です。ちなみに季節の始まりの四立は、季節の極みの日である春分・夏至・秋分・冬至の二至二分(あるいは、二分二至とも)とをあわせて暦の上の八つの区切り点と考えられ、二至二分と四立をまとめて八節(はっせつ)と呼ぶことがあります。

◇暦の上の季節の長さはまちまち
 季節の長さといっても、体感的な季節は「どこから何処まで」とはなかなか区切れないものですが、暦の上ではこの四立で季節を分けますから日数がはっきり解ります。暦の上では季節の長さがはっきり決まっていると言えば、では何日なのかなと考えるのが人情というもの。では早速、人情に従って2018年の立春から2019年までの立春までの期間で暦の上の季節の長さを調べてみることにします。四立の日付と、ついでに四立それぞれから始まる季節の日数を求めてみると

  立春 2018/02/04 (90日)
  立夏 2018/05/05 (94日)
  立秋 2018/08/07 (92日)
  立冬 2018/11/07 (89日)
  立春 2019/02/04

 365 日を 4で割ったら、91日ないしは92日となるはずですが、この結果から見ると、現実の四季の長さはそうなっていなくて、夏は長くて冬は短いことがわかります。これは太陽の周りを巡っている地球の軌道が楕円であることと、地球が太陽にもっとも接近する(近いほど動きは速くなる)近日点の通過が 1月の上旬にあることによります。北半球に住む私たちにとっては(特に寒がりの私にとっては)、冬の期間はちょっぴりですが短く「冬来たりなば春遠からじ」本当にそうなっているようです。まあ、あくまでも「暦の上」での話。気休めですけれど、気休めでも、無いよりましですよね?(「2018/11/07 号 (No.4421)」の抜粋文)
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