SSブログ

【小春日】(こはるび) [日刊☆こよみのページ]

【小春日】(こはるび)
 小春の頃のうららかな日。また、その日ざし。冬の季語。《広辞苑・第六版》

 旧暦、十月を「小春」、あるいは「小春月」ともいいます。旧暦の十月を「小春」と称したという例は、 6世紀の中国、その国の年中行事を記した荊楚歳時記という書物に登場します。その荊楚歳時記には「天気和暖にして春に似たり、故に小春という」という一節があり、これが「小春」という言葉の語源だそうです。旧暦では十月・十一月・十二月の期間が冬とされていましたから、その十月は冬の初めの月ということになります。この時期になると、朝起きると草の葉や木の枝が霜によって白く染まっていることがあります。北国では、初雪や初氷の知らせも届くようになります。これからしばらくは、寒い日々が続きます。そんな寒い日々が始まる初冬の時期に、ふと訪れる穏やかな晴天が小春日です。暖かな日が続く季節なら、さほど有り難みを感じないこんな日が、日増しに寒さのつのるこの季節にあっては有り難い一日となります。今朝の天気はと外を見ると、今朝は雲一つ無い・・・こともありませんが、雲一つか二つくらいしか浮かんでいないよい天気。今日はうららかな小春日となりそうです。ともすれば忘れてしまいがちな、暖かな陽差しの有り難さに感謝する一日にしたいと思います。(「2018/11/10 号 (No.4424)」の抜粋文)

nice!(0)  コメント(0)