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埋め草の記 - 「猫草」と呼ばれる草の話を知りました。 [日刊☆こよみのページ]

■埋め草の記 (「編集後記」のようなもの)
 「猫草」と呼ばれる草の話を知りました。始めに聞いた時には、ネコジャラシのような、猫の遊び道具になる草のことかと思ったのですが、そうではなくて猫が食べる草のことだそうです。教えてくれたのは仕事仲間。長年猫を飼っている人。

  猫が草を食べる?

 半信半疑でしたが、インターネットで「猫草」で検索すると、沢山の画像や説明が出てきました。画像の中には、「むしゃむしゃ」と草を食べている猫の写真もありました。それを見ると、ちょこっと、つまんでみました。という感じではありません。かなりしっかり食べるんですね。猫に食べさせるために「猫草」として売られている(鉢植え)ものもあるようです。知らなかった。前出の仕事仲間の話では、猫草の鉢植えを置いておくと、いつの間にか、刈り取られたかのように葉の上部が食べられてゆくのだとか。インターネットで見つけた説明によれば、主にイネ科の植物の若い葉を猫は好んで食べるのだとか。猫の全部が全部ではないようで、あまり興味のない猫もいるようですが、猫にだって、好き嫌いはあるでしょうから、その辺は理解できます(人間も食べ物の好き嫌い、ありますからね。反省)。販売されている「猫草」は主に燕麦(エンバク)とのこと。燕麦は穀物として栽培される植物ですが、これ自体をよく見たことがありません。ただ、燕麦の野生種といわれる烏麦(カラスムギ)なら、その辺の野原、河原でよく見かけますので、どんな草なのかはわかります。主に肉食の猫でも、たまには繊維質の草も食べないと消化不良でも起こすのかな?猫がこの草をむしゃむしゃ食べているところ、見てみたいものです。Youtubeでも探せば、結構あるかな?今夜、覚えていたら検索してみよう。(「2020/03/13 号 (No.4913)」の抜粋文)
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【桃】(もも) [日刊☆こよみのページ]

【桃】(もも)
 1.バラ科の落葉小高木。中国原産。葉は披針形。4月頃、淡紅または白色の五弁花を開く。
  果実は大形球形で美味。古くから日本に栽培、邪気を払う力があるとされた。
  白桃・水蜜桃のほかに、皮に毛のないツバイモモ(アブラモモ)、果肉
  が黄色の黄桃(おうとう)、扁平な蟠桃(はんとう)、観賞用の花モモ
  など品種が多い。仁・葉は薬用。「桃の花」は春の季語、「桃の実」は秋の季語。
  万葉集19「春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つをとめ」
 2.木綿きわたの実。
 3.襲(かさね)の色目。表は紅、裏は紅梅。また、表は白、裏は紅。
  一説に、表は薄紅、中陪なかべは白、裏は萌葱もえぎ。3月頃用いる。
 4.紋所の名。桃の実や花をかたどったもの。
      《広辞苑・第六版》

 七十二候の八番目、啓蟄の次候は「桃始めて咲く」。時期としては、3/10頃です。今年は3/10~14の期間ですので、そろそろ書いておかないと書く時期を逸してしまうと、本日は慌てて「桃」という言葉を取り上げています(こよみのページ的裏事情でした)。桃の花は、梅、桜と並び春を代表する花。私の中では梅が咲いて桜が咲いて、日差しも和らいだ頃に咲くのが桃の花というイメージがあります。そのイメージからすると桃の花の咲くのはもう少し後ということになるのですが、「始めて咲く」ということですから、ぼんやりしている私が気づかないどこかで、咲き始めた花があるのでしょうね。中国では桃には邪気を祓う霊力があると信じられていました。上巳の節供に桃の花を飾り桃酒を飲むのもそうした桃の霊力によって、邪気を遠ざけるためなのです。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉平坂(よもつひらさか)で追ってくる黄泉の国の鬼女を追い払うために桃の実を投げつけたというのも、桃には霊力があると考えていた証なのでしょう。桃の花が何処かで咲き始めれば、きっと邪気と寒い冬を遠ざけ、幸いと暖かい春を呼び寄せてくれることでしょう。桃の花の咲く暖かい季節が早く来るといいですね。(「2020/03/13 号 (No.4913)」の抜粋文)

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